2014年中国語海外試験会場活動会議によると、今年3月までに世界の中国語学習者は1億人を超えた。各種の中国語試験には2013年に延べ500万人が参加した。このうちHSK・HSKK・YCT・BCTの受験生は過去最高の37万2千人に達した。世界の中国語試験の会場は875カ所に及び、114カ国・地域に広がっている。人民日報海外版が伝えた。
中国語検定試験「漢語水平考試」(HSK)の開発は1984年、中国国家教育委員会によって始動された。2004年の孔子学院設立後は、孔子学院本部がHSKと「青少年向け中国語検定試験」(YCT)、「ビジネス中国語検定試験」(BCT)の改革に着手した。コンピューターやインターネットを活用した試験が打ち出され、インターネットに基づく中国語検定試験の出題プラットフォームも開発された。試験と教育を結合した『HSK標準課程』などの中国語教材の出版も支援され、一部の国の政府や組織とは検定試験の開発や認証での協力も展開、カスタマイズされた試験商品やサービスを提供し、世界に向けた中国語検定試験サービス体系を初期的に構築した。 HSKはすでに、中国留学の通行証、中国留学の奨学金申請の必要条件、学校の教育評価の重要な手段となり、人員募集や昇給、昇進の参考材料としてHSKを用いる国家政府部門や多国籍企業も増えつつある。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年8月31日