菊の花火は中心から流れ星のような光を広げ、空中で円形を作る。
花火大会は日本各地の夏には欠かせない盛典だ。読者は花火について、どれほど理解しているだろうか?花火に関する知識を知っておけば、花火をもっと楽しめるようになる。中国の日本情報サイト「日本通」が伝えた。
1 花火の種類
菊の花火は中心から流れ星のような光を広げ、空中で円形を作る。
千輪菊は破裂音と共に、色とりどりの花火で空を彩る。
スターマインは短時間内に連続で打ち上げられる、花火大会の締めには欠かせない花火だ。
ナイアガラは速火線で連結した焔管を吊るし、火の滝を作る。
2 花火の起源
花火の起源は中国の爆竹、もしくは火薬という説がある。いずれの説にせよ、中国が花火の発祥の地になる。爆竹や火薬などはイタリアに伝わり、イングランドやポーランドなどの欧州で発展した。日本が花火を作ったのは、16世紀の「鉄砲伝来」以降だ。初めて花火を楽しんだのは、戦国時代の大名、徳川家康と伝わっている。
3 花火の色と形
花火は数種類の火薬と金属を混合した「星」を、「尺玉」と呼ばれる紙の玉に入れて作る。火薬と金属の分量が花火の色を決める。尺玉の星の並び方が、花火の形を決める。
4 花火を鑑賞する角度
球形の花火はどの角度から見ても同じように見える。しかしハート型、スマイルなどの花火は、見る角度によって異なる形を見せる。
5 「たまや~」、「かぎや~」
玉屋と鍵屋は花火師の屋号で、玉屋と鍵屋が花火大会を実施した際に、観客が応援するため「たまや~」、「かぎや~」と声を上げたそうだ。
6 海外の花火大会
日本国外では、独立記念日や特殊な祝日に、ムードを盛り上げるため花火を上げる。しかし日本のように、夏祭りでこれほど多くの花火を上げる国はない。また日本の花火には独自の技術があり、海外で人気が高い。
7 より楽しく鑑賞するために
・事前に会場と観賞場所を確認
事前に花火大会の会場と観賞場所を確認しておく。適度な距離を維持し、障害物を避け、見やすい場所を選ぶ。
・事前に会場入り
これは場所を確保し、ピークを避けるためだ。特に子供連れの場合は、人混みを避けるべきだ。
・会場到着後
会場到着後はまず場所を見つけ、風上か風下かを確認する。風下の場合は、煙のせいで花火が見えにくくなる。またトイレの場所を確認し、人が増える前に利用しておくと良いだろう。
・帰宅時
混乱する時間を避け、早く帰るか遅く帰るかし、時間をずらす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月4日