イギリスの『デイリー・メール』の報道によると、暑い日に行なう「アイス・バケツ・チャレンジ」はただの暑さしのぎで本来の意味を欠いていると批判されたが、英国南極調査局(BAS)職員のアイレイさんとウォルトンさんはこのほど、南極で「骨まで凍る」チャレンジをやり遂げた。
アイレイさんとウォルトンさんはマイナス20度の極寒の地で、半そでTシャツに短パン、サンダルという格好で自分の近くから氷を取ってバケツに入れ、それを頭からかぶった。2人は挑戦してすぐに屋内に走っていった。そうしなければ、凍えて病気になることは間違いない。
アイレイさんは、「南極にいても故郷と連絡を取り続けることは非常に重要である。そのため、このような方法で友人や家族と一緒に筋萎縮性側索硬化症(ALS)に貢献しようと思った」と話した。
アイス・バケツ・チャレンジは米国の運動ニューロン疾患を支援するALS団体に寄付するために始まり、その後にインターネットで流行し、多くの有名人が氷の入ったバケツを頭からかぶる映像をインターネットで公開するようになった。現時点で、米国のALS支援団体には9400万米ドル、イギリスの運動ニューロン疾患協会には200万英ポンドの寄付金が集まっている。