世界大学ランキング、東大とソウル国立大学は31位
世界大学ランキング、東大とソウル国立大学は31位。 英国のクアクアレリ・シモンズ社（QS）が16日、QS世界大学ランキング2014-2015を発表した…
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英国のクアクアレリ・シモンズ社（QS）が16日、QS世界大学ランキング2014-2015を発表した。マサチューセッツ工科大学が、3年連続で首位になった。中国大陸の最上位は、47位につけた清華大学。浙江大学は2009年より順位を大きく上げた10校に選ばれた。
QSは、「科学と技術の研究成果の影響力と重要性は、マサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどの有名大学が、長期的に上位を維持する重要な原動力となっている」と指摘した。
【英米がトップ10校を独占】
トップ10校はいずれも英米の大学で、学術的な評価、教員の評価、教師と生徒の比率、外国人教員と留学生の比率などで高得点を記録した。
マサチューセッツ工科大学の教員一人当たりの論文引用数は前年比14％増だった。インペリアル・カレッジ・ロンドンも14％増で、11％増のケンブリッジ大学と並び2位に浮上した。ハーバード大学は4％増のみで、昨年の2位から4位に順位を落とした。オックスフォード大学とロンドン大学は5位で並んだ。7-10位は、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学、プリンストン大学、イェール大学の順。
トップ20校のうち米国が最多の11校に達し、英国も6校となった。米国の51校、英国の29校がトップ200校に入選した。
【大陸では清華大学が最上位】
アジアの最上位は、22位のシンガポール国立大学。香港大学は28位、東京大学とソウル国立大学は31位、京都大学は36位、南洋理工大学は39位、香港科技大学は40位、香港中文大学は46位。
中国大陸でトップ100校に入選したのは3校のみ。そのうち清華大学は47位、北京大学は57位、復旦大学は71位。上海交通大学、浙江大学、中国科技大学、南京大学がトップ200校に入選。
中国台湾地区の最上位は76位の国立台湾大学。新竹清華大学は167位。
【浙江大学が飛躍】
QSは、2009年より順位を大きく上げた10校を発表している。浙江大学は今年、昨年より21位上昇の144位となった。浙江大学の2009年の順位は247位。
その他の9校は、マサチューセッツ工科大学、成均館大学校、スイス連邦工科大学、スタンフォード大学、ミュンヘン大学、南洋理工大学、高麗大学、クイーン・メアリー（ロンドン大学）、スイス連邦工科大学チューリッヒ校。
この10校のうち、8校が科学と技術を特長としている。QWの調査担当者は、「理工学を中心とする大学は、世界の革新を巡る競争の焦点となっている。国家予算の逼迫からか、大学はこれまでよりも利益創出が期待できる科学、技術、医学の研究を重視している」と指摘した。
【ロンドンにトップクラス大学が密集】
ロンドンはトップ100校が最も多い年で、インペリアル・カレッジ、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、クイーン・メアリー（ロンドン大学）がトップ100校入りしている。QS世界大学ランキングの800校のうち、ロンドンが最多の18校に達している。
ロンドンのボリス・ジョンソン市長は、「これらのランキングは、ロンドンの教育の都としての地位を固めた。ロンドンのように、トップクラス大学が密集している都市は他にない」と述べた。
QSは2004年から毎年、世界大学ランキングを発表している。QSは学術界の同業者かからの評価、教員の論文引用数、外国人教員と留学生の比率などの6指標に基づき、世界3000校の格付けを行っている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年9月17日
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