平壌市内、「恩情茶」を楽しめる喫茶店が流行

平壌市内、「恩情茶」を楽しめる喫茶店が流行。 朝鮮経済の近年の発展により、平壌の街頭では商店やレストランが増えており、さらには喫茶店が流行している…

タグ: 朝鮮,喫茶店,茶,栽培

発信時間: 2014-10-22 14:32:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

朝鮮経済の近年の発展により、平壌の街頭では商店やレストランが増えており、さらには喫茶店が流行している。時間のあるときに喫茶店でティータイムを楽しむことが、人々のリラックス法になっている。朝鮮の喫茶店の看板には、湯気の立つ濃い目の茶がよく使われ、その隣には「恩情茶」、「康翎緑茶」などの文字が付される。

朝鮮中央テレビのドキュメンタリー「恩情茶の日増しに高まる香り」によると、古代の朝鮮では、茶葉は貴重な舶来品とされていた。茶を飲むことは貴族階級のみの文化で、一般的な労働者は飲めなかった。その後、金日成主席と金正日総書記の指導により、朝鮮黄海南道の康翎地区で茶の栽培に成功し、「恩情茶」が誕生した。茶の成長は気候条件による影響を受けやすいため、朝鮮は地理的に茶の栽培に適していない。ゆえに茶の栽培成功は、朝鮮で重大な進展とされた。

金日成主席は1982年に、朝鮮の茶の栽培を実現するという指示を出した。1983年に温暖な朝鮮黄海南道康翎郡で栽培に成功すると、朝鮮は茶畑の建設を開始した。1990年代に朝鮮は一時的な不況による「苦難行軍・強行軍」の時代を迎えたが、金正日総書記は茶の栽培活動を重視し、金日成主席の遺訓の貫徹を重要な任務とし、茶の栽培と研究を積極的に推進するよう指示した。金正日総書記はまた、朝鮮が国産化を実現した茶を「恩情茶」と命名した。「恩情茶」は工程の違いにより、発酵させた康翎紅茶と発酵させていない康翎緑茶に分かれる。朝鮮メディアの報道によると、「恩情茶」は健康的な飲み物で、動脈硬化、高血圧、脳血栓などの疾患を予防し、利尿、解毒、抗がん、アンチエイジングの効果がある。

環球時報の調べによると、平壌倉田街の恩情茶館、蒼光街の銀翎茶館および高麗酒店の喫茶店が、平壌市民の間で最も人気がある。恩情茶館は近年オープンした現代的な喫茶店で、看板の「恩情茶」が人目を引く。入り口に掛けられている赤い額には、「金正恩同氏、2012年5月24日に視察」と書かれている。喫茶店全体の内装はホワイトとベージュを基調としており、全席ソファーだ。カウンターはバーのような作りになっており、おしゃれな雰囲気だ。この喫茶店は主に康翎緑茶、人参茶、そば茶、麦茶などを提供している。顧客はお茶の他に、さまざまな食物を楽しめる。同店は茶の香りが漂い、店内の雰囲気が優雅であるため、快適なひとときを求める平壌市民から支持されている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月22日

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