日本の福袋、お買い得感で消費者を魅了

日本の福袋、お買い得感で消費者を魅了。 福袋は数枚の服や靴をセットで販売するが、色やデザインばかりか数も分からない。価格は非常に安価で、顧客からの注文を受け在庫を更新する…

タグ: 福袋,日本,女性

発信時間: 2014-10-30 13:00:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

タオバオ(中国最大のネット通販サイト)の「激安セール」で、「福袋」を見ることがあるだろう。福袋は数枚の服や靴をセットで販売するが、色やデザインばかりか数も分からない。価格は非常に安価で、顧客からの注文を受け在庫を更新する。この中国で密かに流行り始めた福袋という販売モデルは、実は日本が起源だ。

日本の商店は年末年始になると、さまざまな商品を派手な布袋や紙袋に入れ、目立つ位置に陳列して販売する。これが福袋だ。特定のブランドの人気衣料品が入っていることしか分からず、どこか怪しいが非常にお買い得だ。

筆者は日本で友人とショッピングをした。彼女は幼いころから日本の学校に通っている、日本の衣料品のことならば何でも知っている中国人女性だ。

福袋が話題になるたびに、彼女は「福袋はお買い得だ」と語る。

私は福袋に殺到する人を見ながら、「お買い得だが、服のデザインが分からないならば、気に入らなかった場合はどうするのか?それにサイズが合うかも分からない」と聞いたことがある。

この女性は購入した福袋を嬉しそうに抱えながら、「福袋の服はフリーサイズが一般的で、大体着用できる。しかも価格が安い今流行の商品だから、価値がある。この店は日本で特に人気がある。帰宅してから福袋を開け、仮にデザインが気に入らなかったとしても、割引価格で購入したようなものだ。もしお気に入りのデザインだったら運がよく、楽しい気分になる」と話した。

日本では年末年始になると、福袋の中身を公開するスレッドが多く立てられる。彼らは嬉しそうに自分の戦果を公開し、見せびらかし、ため息を付き、経験や情報を交換する。日本人が福袋を購入することには、新年を祝い幸運を願う意味がある。これは中国人が餃子の中に硬貨を入れておき、これを食べた人が幸運の予兆だと嬉しい気分になるようなものだ。日本でもそうで、徐々に若者の流行に変わっていった。購入後にネット上で公開することで、喜びの余韻を分かち合える。

在日中国人による有名掲示板「小春論壇」で、ある女性ネットユーザーが福袋購入の心得を伝授した。「初めて購入した時には早朝から電車で移動し、好きな店に直行し、1時間以上並んでようやく購入した。正真正銘の争奪戦で、日本人は行きたいフロアまで全力疾走し、争奪する。しかし人気のない福袋が多く残される。3つ購入して帰宅後に開けてみたら、確かに争奪するだけの価値があり、安すぎて絶叫してしまったほどだ。あの店の福袋は来年も購入しよう」どうやら福袋の購入には体力と技術が必要なようだ。日本の人気ブランドの福袋はまさに奪い合いで、筆者も同じような印象を受けている。

中国でもタオバオで福袋という販売方法が流行し始めている。しかし中国国内の福袋は日本と比べ、大きく異なっている。文化的な雰囲気は少ないが、多くの革新がある。中国ではオンラインでも実店舗でも、新年に限らずいつでも福袋が販売されている。日本の福袋は主に衣料品・靴・帽子などを販売するが、中国はお菓子や筆記用具、さらにはネックレスや家電など何でも福袋に詰めて販売する。

商店は消費者の好奇心、お買い得を求める心理を利用し、販促を実現する。購入者が喜ぶならば、店側も喜んで販売するだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月30日

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