性別多角化水準リポートによると、アジアでは中国大陸部の女性が、男性の同僚と同等の地位を最も占めやすいことが明らかになった。NPOの社商賢匯(香港)が中国大陸部、香港、シンガポール、インド、日本、マレーシアの32社のグローバル企業を対象に実施したこの調査では、世界2位の経済体の活躍が最も際立った。
女性の職場に占める比率を見ると、中国大陸部は低級・高級ポストで高い比率を占め、中級ポストのみがマレーシアに及ばなかった。女性が占める比率は、すべてのポストで上昇した。そのうち女性が高級ポストに占める比率は上昇率が最大で、2011年の20.7%から35.6%に急上昇した。この調査結果は、世界経済フォーラムが今週発表した報告書の内容と一致している。後者は、中国の男女平等の程度が改善されたとした。専門家は、「中国の経済成長が、女性に多くのチャンスを創出している。一人っ子政策は、女性も最高の教育を受けられることを意味する」と指摘した。
中国大陸の93%の事業主は女性従業員の仕事を柔軟に分配しており、北京では女性が働き続けることを奨励する措置が講じられている。例えば上述した6の国・地域のうち、政府と事業主から二重の福利厚生を受けられるのは、中国大陸の妊婦のみだ。しかし中国の文化・伝統は往々にして、女性の職場での大成功を阻害する。広州市の企業役員の宋(29)さんは、「女性も男性同様に働けるという観念が受け入れられるようになったと思う。しかし帰宅すると両親や親戚から、いつになったら仕事を辞め、彼氏を探して身を落ち着けるのかと聞かれる。彼らが上司でなくてよかった」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月2日