ETCの活用、日本の高速道路をよりスムーズに

ETCの活用、日本の高速道路をよりスムーズに。 8年ぶりに東京の勤務に戻り気づいた重要な変化は、東京および日本全国の高速道路の料金所と多くの自動車に、停車せず高速道路料金を支払えるETCが搭載されていたことだ…

タグ: 東京,料金,ETC,高速道路

発信時間: 2014-11-19 11:18:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8年ぶりに東京の勤務に戻り気づいた重要な変化は、東京および日本全国の高速道路の料金所と多くの自動車に、停車せず高速道路料金を支払えるETCが搭載されていたことだ。料金所で列を作る現象はすでにほぼ見られなくなっており、高速道路がよりスムーズになっている。

ETCは1997年より特殊車両に取り付けられ、1999年に実用化に向けた試行が開始され、2000年に東関東自動車道で実用化された。停車し現金で支払う必要が無いため、ETCは料金所を通過する時間を大幅に短縮し、交通渋滞を効果的に緩和した。

ETCの普及と使用を加速し、高速道路の通行能力を強化するため、日本政府と4大高速道路会社はさまざまな優遇措置を講じ、ETCの使用を奨励した。

まず日本政府はETCを搭載しているオーナーに補助金を支給し、負担を軽減した。次に高速道路会社は料金優遇措置を設定し、オーナーに実益をもたらした。規定によると、ETCを利用する場合3−8%の優遇を受けられるほか、時間帯と区間によって最大50%の割引が適用される。

ETCは、フロントガラスの上に取り付けられる車載器と、料金所のETCアンテナが情報交換を行い、コンピュータとネットワークでつながる銀行を通じて決済を行う。ETC車載器はディーラーで購入・取付が可能。オーナーが決済に用いるカードは、クレジットカードを提供する会社・銀行、もしくは高速道路会社から購入でき、ディーラーに依頼することも可能で便利だ。

ETCはさまざまな優遇措置を受けられるため、利用者から好評を博している。関連する統計データによると、2005年の段階で車載器を取り付けた自動車の数は1000万台に達し、2007年には2000万台、2010年には4000万台に、2014年3月末には6000万台に増加した。現在、日本の過半数の自動車に車載器が取り付けられている。

日本の大半の車両がETCを取り付けているため、料金所の多くの通路がETC専用通路に改築されている。記者が見たところ、首都高の料金所の半数以上の通路が、ETC専用通路に変わっていた。

一部の幹線道路の料金所でも、ETC専用通路が多数派になっており、通常の通路は2、3本のみとなっている。2つの通路しかない小型の料金所でも、1本はETC専用通路になっている。

日本全国の高速道路のETC利用率は、2012年に85%に達した。首都圏では90%にも上る。

日本のETCの普及は、巨大な経済効果を生んでいる。高速道路の利用率の向上、利用者の負担軽減、料金所の従業員数の減少などにより、高速道路会社の利益も大幅に増加している。日本の高速道路会社の収益は近年、2桁台の成長を維持している。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月19日

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