欧州諸国 争うように対中ビザ発給要件を緩和

欧州諸国 争うように対中ビザ発給要件を緩和。

タグ: 欧州諸国対中ビザ

発信時間: 2014-11-30 15:43:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

在中国フランス大使館領事部は今年3月、中国国民の短期査証(ビザ)申請手続きを簡略化した。この新たな措置に基づき、中国国民がフランス短期ビザを申請した場合、48時間以内に取得できるようになった。申請者は中国国内にあるフランスの大使館・領事館のどこでも申請書類を提出することができ、文書をフランス語に訳す必要はなく、活動の証明だけを英語またはフランス語で行えばよい。恒常的にフランスを訪問する観光客に対し、領事部は査証の発給範囲を拡大して有効期間を1~5年とした。こうした措置により、フランスは欧州連合(EU)加盟国の中で、中国人観光客に対し最も迅速にビザを発給する国になった。

だがフランスの記録はイタリアにすぐ破られた。イタリアのレンツィ首相は6月の中国訪問で北京に到着するやいなや、「中国人観光客に対するイタリアビザ発給の手続き時間を36時間に短縮する」と発表した。これまでは5日間かかっていた。続いてドイツのミヒャエル・クラウス駐中国大使が、ドイツはより多くの中国のビザ申請に対し3~5年の長期ビザ発給を準備中であり、発給までにかかる時間を1週間から3日間に短縮すると述べた。こうした国々は「シェンゲン協定」(欧州国家間で国境検査なしで国境を越えることを認める協定)の加盟国であり、加盟国1カ国のビザを取得すれば、観光客は加盟国間を自由に旅行することができる。

英国は同協定に加盟しておらず、中国人が英国に行く場合は英国ビザを個別に申請しなければならない。これまで英国ビザは運営がスムースでなく、手続きが煩瑣で、制限が多かった。英国政府は今年、中国に対するビザ発給要件をこれまでにないほど大幅に緩和した。8月11日以降、英国は中国のビザ申請者に24時間体制の優先的サービスを提供しており、商用ビザの申請者がすべて対象になっている。

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