優勝は逃したが、中国のフィギュア女子・于小雨が日本語を話せるという意外な能力により、日本の人々から注目されている。共同通信社が11月29日に伝えた。
11月28日の「フィギュアGPシリーズ第6戦第1日・NHK杯」で、金揚とのコンビで出場した于小雨が3位に入り、出席した記者会見で流ちょうな日本語で受け答えをした。「ジャンプに成功できなくて残念だった。いつもの実力を発揮できなかった」
驚いた日本の報道陣から日本語をどうやって覚えたか尋ねられると、「アニメなどを見て少しずつ覚えた」と答えた。
一番好きな作品も尋ねられたが、「数え切れないほどのアニメを見てきた。何百ものアニメを見た。(日本の)食べ物と言葉が好きだ」と笑って答えた。
世界のフィギュアスケートの選手を紹介するISU RESULTSによると、于小雨は1996年生まれで、2001年にフィギュアスケートの練習を開始し、金揚とのコンビで2012年のインスブルックユースオリンピックで金メダルを獲得した。今回は銅メダルを手にしたばかりか、個人の得点記録を更新した。同サイトの資料によると、于小雨の趣味の中には日本語も含まれる。于小雨は今回の大会で初めて訪日したわけではなく、2013年に金揚と福岡で開かれたジュニア・グランプリファイナルでトップになった。
日本のネットユーザーは日本語を話せる于小雨に好感を示した。あるネットユーザーはSNS上で、「于小雨はフィギュアスケート大国の未来の星だ。彼女が日本でより多くのファンを得ることを願う」とコメントした。また別のネットユーザーは、「中国のフィギュアスケート選手は、日本の選手に対して一貫して友好的だ」と述べた。日本で人気が高く、「仙女」と称されている李子君は、日本の羽生結弦を賞賛したことがある。二人の親密なツーショットは、多くのネットユーザーから「お似合いだ」とからかわれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月2日