春節の連休、アジア諸国の状況

春節の連休、アジア諸国の状況。 春節(旧正月)は中国だけのものではない。アジア諸国にも法定の連休があるが、期間の長さはまちまちだ。ここからは各国の春節の日程を見ていこう…

タグ: 春節,連休,アジア

発信時間: 2014-12-16 10:37:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

春節(旧正月)は中国だけのものではない。アジア諸国にも法定の連休があるが、期間の長さはまちまちだ。ここからは各国の春節の日程を見ていこう。

・連休の長さ

新華社の調べによると、アジア諸国のうち春節の連休が最長なのはベトナムで、今年の場合は2月15−23日の9日間になる。これには5日の法定休日と週末の4日分の振替休日がある。

法定休日が最も短いのは1日のみのインドネシアだ。インドネシア政府は2002年より、春節を全国的な法定休日とした。

中国と同じく春節を祝い、法定休日のある国には他にも朝鮮、韓国、シンガポール、マレーシアがある。各国は国情が異なり、連休の計画も異なる。ベトナムは旧暦の大晦日から連休に入るが、その他の国は旧暦の元旦からだ。シンガポールとマレーシアの法定休日は2日、朝鮮と韓国は3日。

・連休のメリット

中国と同じく、これらのアジア諸国にとって春節は最も重要な法定休日の一つだ。朝鮮と韓国で春節は最も重要な地位を占め、遠方から帰省し家族と過ごすのが共通の習慣となっている。韓国でも都市部に多くの地方出身者がいるため、サラリーマンは3日の連休が短すぎると考えている。春節の帰省ラッシュは、公共交通機関とマイカーのいずれを選択しても渋滞を避けられず、多くの時間を移動に費やすことになる。

ベトナムで春節は最も重要な休日で、長期連休が慣例化している。具体的な状況に応じ、ベトナムの春節の連休は7日の時もあれば、9日の時もある。ベトナムは2013年の春節でも9連休になった。この長期連休は出稼ぎ労働者の帰省に便利で、多くの国民から支持されている。

マレーシアとシンガポールでは、2連休だけでも最も重要な休日扱いだ。マレーシアの華人は現地で2番目に人口が多く、全体の約4分の1を占める。シンガポールでは7割以上が華人で、春節をより重視する。連休が短すぎ、彼らは困らないのだろうか?彼らには連休を延長する手段がある。

・連休延長の方法

各国の法律により連休の長さが異なるが、実際には多くの国で今年の連休を延長することができる。これには3つの原因がある。まず企業は暗黙の了解で、旧暦の1月3日を少なくとも半日休暇とする。次に、土日の休みがあり、春節の連休とつながることになる。例えば韓国では、3日の連休がその前の土日とつながる。それから、マレーシアやシンガポールでは、春節と有給休暇をつなげることができる。

インドネシアと朝鮮の連休も、融通を利かせることができる。インドネシアには、重大な全国的な法定休日と週末の間が一日あいていれば、この日を休日にするという明文化されていない規定がある。しかしこの日を休日にする決定権は、会社側に残される。朝鮮は日曜日のみが休みのため、旧暦の大晦日か1月4日と日曜日がつながらなければ4連休にならない。

最も幸運なのはベトナム、シンガポール、マレーシアの人々だ。彼らの連休は短いが、前後の週末に休めるほか、多くの有給休暇を利用することができる。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月16日

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