9.ウクライナのプリピャチ
プリピャチは廃棄された都市で、ウクライナの首都キエフの北に位置し、ベラルーシとの国境に近い。この都市の約5万人の人口のほとんどが、チェルノブイリ原発事故の労働者だった。
1986年に発生したチェルノブイリ原発事故で、プリピャチは放射能の脅威にさらされ、放棄された。その後長期に渡り、プリピャチは博物館のように保存され、旧ソ連の生活の一部をそのまま留めていた。しかし21世紀初頭に略奪にあい、ほぼすべての物が盗まれ、便座さえ残されなかった。人々は長年に渡り、この都市が居住に適していないと考えていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月22日