大阪大学は東京都江東区の日本科学未来館で20日、対話ロボット「Sota(ソータ)」と「CommU(コミュー)」を公開した。Sotaの高さは約28センチメートル、重さは800グラム。CommUは高さ・重さでSotaをやや上回り、外観も人間に近い。これらのロボットにはカメラ、スピーカー、マイクなどが取り付けられており、話をする人の方を向き、話の内容に基づき事前に登録された言葉を使い回答する。科学技術振興機構の女性職員は、自らCommUに話しかけた。このロボットは職員の目を見ながら、「ロボットと話をするのは初めてですか?」と質問した。そうだという回答を得ると、CommUは頷きながら職員に「配慮」を示した。「緊張する必要はありません。私はこんなに小さいのですから、怖がる必要はありません」ロボットの開発者、大阪大学の吉川雄一郎准教授は、「対話ロボットがあれば、一人でも家に話し相手がいなくて困ることはない」と述べた。共同通信社の報道によると、このロボットは早ければ7月にも発売され、価格は10万円以内になるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月24日