映画『泰囧』が現実に 中国人のマナーある旅行の実現の日は遠い

映画『泰囧』が現実に 中国人のマナーある旅行の実現の日は遠い。 『泰囧』は中国で人気のコメディー映画だが、中国人観光客がタイに滞在中にマナーの悪さが原因で本当に「囧(困る)」という目に遭遇した…

タグ: 中国,観光,中国人

発信時間: 2015-02-12 14:17:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『泰囧』は中国で人気のコメディー映画だが、中国人観光客がタイに滞在中にマナーの悪さが原因で本当に「囧(困る)」という目に遭遇した。

報道によると、タイのチエンラーイ県にあるワット・ロン・クンはこのほど、トイレでのマナーの悪さを理由に中国人の見学を拒否した。しかし、タイ国政府観光庁の昆明事務所は緊急釈明を発表し、「ワット・ロン・クンとバーンダムは友好的な態度で中国人観光客の観光を受け入れている」とした。また、タイ当局は、「現地の文化と風習を尊重し、マナーある観光をしてほしい」と遠まわしに呼びかけた。

国連世界観光機関(UNWTO)が1月27日に発表した世界観光業の景気に関するレポートによると、中国は2012年から3年連続で最大の観光客供給元になった。春節の大型連休が近づくにつれ、2014年に過去最多の1億人が出国したのに続き、中国大陸での出国ブームは引き続き高まると見られる。

しかし、上述のこと以外に、ここ数カ月で12月11日にエアアジア機乗客が乗務員に熱湯をかけたという事件、1月10日に東方航空の乗客が機内の非常口を勝手に開けた事件なども報道され、消費能力が高まっている中国人観光客のイメージに傷がついた。

北京中国国際旅行社有限公司の陳青勇総経理補佐はメディアに対し、「タイは仏教の国であると同時に君主立憲国でもあり、寺院と宮殿は神聖な場所とされ、服装と行動に注意するのは当然である」と述べた。また、現地で中国人観光客による寺院や宮殿で大声を出す、喫煙場所でない場所で喫煙する、トイレなどの公共施設を使用する際にルールを守らないという迷惑行為があると指摘。

陳青勇氏は、個人のマナーの悪い行動は現地の中国人観光客の素養に対する認識に影響するとした。

中青旅控股の葛磊マーケティング責任者は記者に対し、「一部の中国人観光客のマナーが悪いのは事実だが、それらの個人の行動を理由に中国人観光客に『マナーが悪い』というレッテルを張ることには賛成できない」と述べ、中国人観光客が大規模で出国できるようになったが多くの人が世界と対話できる用意ができておらず、中国人観光客によるマナー違反がたまにあるという状況につながったと指摘した。近年の啓発と制度や管理の強化により中国人観光客のマナーはよくなりつつあり、マナー違反の発生率は著しく低下しているが、観光客の数が多すぎてマナー違反の数の多さもまだ軽視できないという。

陳青勇氏は、フリープランの観光客は目的地に行く前に下調べをし、現地の状況の知識不足や自身の習慣と現地の文化が異なることなどによる面倒を避け、旅行社は商品を販売する際に目的地の習慣も旅行客に紹介すべきだと提案した。

国内最大のフリープラン旅行情報交流サイトの観光「袂落」という蘭には、各国の観光地でのタブーが紹介されている。「貧乏旅行袂落――バンコク」を開くと「貧乏旅行者への忠告」があり、「現地の風習を尊重し、タイの王室のメンバーを尊重し、仏教の礼儀作法を尊重するよう気をつける」などと細かく書かれている。

中国当局も規制の確立と指導を強化している。

中国国家観光局の李金早局長は2015年全国観光作業会議の活動報告で、関係部門は共同で『全国観光客非文明的行為記録管理暫定条例』を作成し、国民の観光におけるマナーの悪い行為を記録すると明言した。

これに対し、国家情報センター旅行研究計画部の石培華主任は期待感を示した。石培華主任は、「観光客のマナー違反を記録することで、関連の事業者と情報の連動体制を築くことができ、ひとまとまりのロヤリティー体系を作り、マナー違反があった観光客は代償を支払うことになる」と述べた。

葛磊氏によると、中青旅は国家観光局から委託され、『旅行ガイドによる文明的観光の引導の規範』の作成を担当している。ガイドが観光客にマナーある観光を促す行動内容と要求を明確にすることで、旅行者のマナー意識を高め、マナーある観光を促したい考えである。同規範は第3ラウンドの専門家審査段階に入り、近く公布される見通し。

そのほか、石培華氏は、相互監督強化の措置をとり、携帯電話でマナー違反行為を撮影するなどし、社会全体にマナーある観光の雰囲気を作るべきだとの考えを示した。

中国人のマナーある観光の実現の日はまだ遠いことは政府も民間もよくわかっている。国家観光局の呉文学副局長は先ごろ、「マナーある観光の取り組みは長期的かつ困難な任務である」と率直に述べている。

葛磊氏は、「2014年、メディアによって公になった中国人観光客のマナーの悪い行為は大幅に減少し、マナーはよくなったとも言えるが、国民の意識を促し、素養を高める取り組みは根気よく続ける必要がある」と話した。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月12日

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