日本の一部の公共の場では、女装も珍しいことではない。しかし最近になり、女装した男による事件が多発しており、日本社会で懸念されている。
日刊ゲンダイの24日の記事によると、神奈川県警は22日、商業施設の女子トイレで女装した柳下貴志容疑者(47)を逮捕した。柳下容疑者は同日、ブラウスとジャケットにミニスカ、ブーツにショルダーバッグとOLらしい女装をしていたが、男性であることが見破られたという。柳下容疑者は罪を否定しており、「女装したならば女子トイレに入るのは当然」と供述している。類似する「女装犯罪」は多発している。今年2月、埼玉県の男性職員(51)が女装し女風呂の脱衣所に侵入したが、背が高かったため発覚した。昨年10月には32歳の男が女子高生の制服を着用し、女性に接近しわいせつな行為をした。また女装した男が24時間営業のコンビニで強盗を働いたことがあるが、現在も逃走中だ。
なぜ女装して犯罪をしようとする人がいるのだろうか?ジャーナリストの田代篤氏によると、女装犯罪には2タイプあるという。「女装そのものに興奮を覚えるタイプは、自分の女装が完璧であることを証明するために、女子トイレや脱衣所などに侵入する。見破られないことでエクスタシーを感じるそうだ。一方、女装を悪用するタイプがいる。発見されている女装犯罪は、氷山の一角にすぎない」
日本社会は男性の女装に比較的寛容だ。テレビでもよく見かけることがあり、しかも視聴者から好評を博している。新宿には、女装した男性専用のバーが並ぶ通りがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月26日