福島第1原発事故、セシウム137が北米西海岸に到達へ
福島第1原発事故、セシウム137が北米西海岸に到達へ。 福島第1原発事故、セシウム137が北米西海岸に到達へ
タグ： 福島,事故,東京電力,汚染
発信時間： 2015-04-30 14:08:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
福島大学環境放射能研究所の青山道夫教授はこのほど、東京電力福島第1原発事故で海洋に放出された汚染物質が東に拡散しており、今後1年内に放射性セシウム137の約5％に当たる800テラベクレルが北米大陸の西海岸に到達すると予想した。
しかし米国側の観測によると、西海岸に既に到達したセシウム137の海水中の濃度は1 リットル当たり1〜2ミリベクレルとなっている。青山氏は、「800テラベクレル全量が到達しても濃度が大きく上昇することはなく、健康には全く影響しない」と説明している。
青山教授によると、福島第1原発事故で約3500万テラベクレルのセシウム137が汚水とともに海洋に流れ込み、1万2000〜1万5000テラベクレルが大気を通じて海洋に降り注いだ。北太平洋の海水を分析したところ、セシウム137は緩慢に東に移動していた。
米ウッズホール海洋研究所は4月上旬、2月にカナダの太平洋西海岸で集めた海水を分析したところ、セシウム137とセシウム134が検出されたと発表した。セシウム134の半減期は2年のみで、福島第1原発事故により放出されたものであることが分かった。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2015年4月30日
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