世界最大の家電量販店のベスト・バイのブランド名は、紆余曲折を経た。米ミネソタ州ローズヴィルは1981年に竜巻に見まわれ、現地のオーディオ店「サウンド・オブ・ミュージック」のガラスが割れた。幸いにもこの竜巻は店に大きな損失をもたらさず、多くのレコードとテレビが無傷で残された。店主のリチャード・シュルツ氏は知恵ある経営者で、駐車場で「竜巻大セール」を実施した。このセールに成功したシュルツ氏は、「大掛かりな広告でムードを盛り上げ、有名ブランドの商品を美しい棚に陳列するのではなく、消費者に安く提供する」というビジネス理念を見つけた。シュルツ氏はその後、すべての資金を家電量販店の創業に投じた。2年後、すべての店の名称がベスト・バイに変わった。
グーグルは1986年の創業時にバックラブという社名を用いていた。同社は当時、自社のホームページに「バックラブはユーザーを率いネットワークを行き来する、ホームページのワーム(虫)だ」と宣伝していた。
IBMは「Computing Tabulating Recording Corporation」から改名。Yahoo!は「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」の頭文字。旧称は「Jerry's Guide to the World Wide Web」。
歴史上最高の利益を創出しているアップルは2007年、パソコン以外の電子機器事業に進出する際に、「Apple Computers」を現在の「Apple Inc」に省略した。
ブラックベリーの旧称は「Research in Motion」で、略称はRIM。同社は2013年に業績低迷を理由に社名を変更し、投資のフラッグシップ製品「ブラックベリー」を使用した。
スターバックスの旧称は「Il Giornale Coffee Company」、ペプシコーラは「Brad's Drink」、ソニーは東京通信工業株式会社。ペイパルは「Confinity」で、自信「confidence」と無限「infinity」を合わせていた。イーベイの旧称は「AuctionWeb」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月29日