フィットネスブームが中国全土を席巻し、外国のフィットネス動画が流行している。上海市のOLの朱玲さんは、微信(中国版LINE)に写真を投稿した。写真の彼女は、引き締まったウエスト、力強い腕を持っている。この写真は友人たちから、「いいね!」と評価された。朱さんは、韓国のフィットネスインストラクターの鄭多燕(チョン・ダヨン)の動画で体を鍛えている。「私たちは毎週4日、昼休みを使って運動している」鄭多燕は中国で数百万人のフォロワーを持ち、中国の主要動画サイトの有酸素運動の動画は、再生回数が7億回以上に達している。
某フィットネスサイト(本社:上海)の創設者は、「抜群のスタイルは、中国の大都市の女性にとって基本的な需要だ。微信でフィットネスクラブの写真を共有した友人の数をかぞえれば、このフィットネスブームを実感できるだろう」と話した。
王天華さんは北京市三里屯でフィットネスルームを開いた。彼は中国の急成長するフィットネス市場から、利益を得ようとしている。このフィットネスルームはオープンから4週間後に、約700人の会員を集めた(女性が半数以上)。王さんは、「中国のフィットネス市場は、消費者が質の高いサービスにお金を払う段階に発展した。オープンから1ヶ月目で、収支バランスを実現した」と述べた。
楊洋さんはフィットネスクラブの会員で、「私は多くの有名人の微博(ミニブログ)のフォロワーだ。彼らが運動中の写真を投稿すると、フォロワーが増加する。これは彼らが運動により美しく健康的に見えるほか、強い意志と自制心を持つことを反映するからだ。私も頑張りたい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月7日