現在ある良好な交通インフラを土台にし、北京市と張家口市は現代的な交通輸送体制の構築に力を入れている。2020年北京冬季五輪に航空、高速鉄道、高速道路及び地方道などの様々な交通インフラからなる立体的・相互補完的な交通サービスを提供するという。
現在ある2本の高速道路(京藏高速道路G6、京新高速鉄道G7)は3カ所の会場間の移動に使用され、それぞれ更新し交通をよりスムーズにする。そのほか、1本の高速道路(京北路)を新たに建設し、北京、延慶、張家口の間の交通インフラをアップグレードさせる。
2022年北京冬季五輪の重要な交通措置である国家京張高速鉄道事業はすでに認可され、2014年内に着工し、時速は300キロに達する見通し。開通後、北京市内と張家口市までの所要時間は1時間以内になる。
オリンピック村の計画について、冬季五輪申請委員会副主席・市人民代表大会代表・副市長の張建東氏は、「オリンピック村の建設は招致申請報告書の一部であり、3カ所の競技場付近にオリンピック村を造る計画である。また、3カ所のオリンピック村はどれも競技場に近く、15分以内で行ける場所になる」と話した。
また、北京市は2008年北京五輪の交通の経験を生かし、五輪ニーズと関係する主要道路での五輪専用道路、五輪専用交通機関、停留所の設置、各分野の冬季五輪顧客への専門的な輸送保障サービスの提供などを行なう。そのほか、現有及び新たに建設する交通輸送事業にエコ、環境保護の持続可能な発展の戦略とモデルを反映させる。最新の交通ソリューションは、高速鉄道の建設を含め、関連の環境保護基準に基づき、競技場から宿泊地までの移動時間を短縮し、都市の全体発展計画及び風景スポットをうまく合わせたものとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月9日