北京市と張家口市による2022年冬季五輪合同招致は、多くの人をウィンタースポーツに引き込むという最大のメリットを世界オリンピック事業にもたらした。統計によると、中国の人口は13億6000万人で、うち約4億人が青少年であり、ウィンタースポーツの発展の潜在力は非常に大きい。北京市が冬季五輪招致に成功すれば、3億人をウィンタースポーツに引き込むことができ、この人口はロシア2つ分、カナダ9つ分、もしくはスイス36個分に相当する。
ウィンタースポーツの潜在的参与者は多いが、情熱を引き起こすと同時に、そのスポーツの持久性と伝承性を維持することも重要である。北京市市長・2020年北京冬季五輪招致委員会主席の王安順氏は、「2008年北京五輪はサマースポーツの普及を促した。冬季五輪の招致に成功すれば、中国のウィンタースポーツの普及を加速させ、人々の健康レベルを引き上げ、1世代さらには数世代の成長と生活スタイルに影響を与えるだろう」と話した。
北京冬季五輪招致委員会副秘書長の趙英剛氏は、「冬季五輪招致により、多くの人をウィンタースポーツに引き込むことができ、『3億人が氷に上がる』という目標は条件と潜在力があり達成できる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月9日