セキュリティ体制は国際オリンピック委員会の評価団が最も注目する点である。中国は過去に第29回夏季五輪や2014年APEC会合などの一連の大型国際大会、活動を開催し、セキュリティ面において豊富な経験がある。北京市は、周密なセキュリティ計画、優れた設備、インフラで2022年冬季五輪の安全を保障するという。
五輪期間中、首都の治安システムは総合的な治安体制を用いて五輪のセキュリティ任務を実施し、大衆的な治安チームを大々的に整合し、専従の治安巡回チーム、流動人口管理員、各社会機関の専従の保安員、民兵予備役、住宅地の治安ボランティアと党員、公務員などからなる110万人規模のセキュリティチームを作り、各エリアを徹底的にカバーする管理ネットワークを形成した。
首都の総合治安システムは長年かけて構築された全方位、全カバー、随時という新型の防備・管理システムを始動した。予防・コントロールの計画のもとでの地域防備・統制、等級別の検査、都市コミュニティでのネットワーク管理、農村地区でのクローズ式管理、北京市周辺地区での「護城河プロジェクト」、重点地区と地点での厳格なセキュリティチェック措置などがとられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月9日