仏領レユニオン島の中心都市サンドニの海岸で2日午前、1つの金属片が発見された。しかし現時点では、先ほど発見された航空機の残骸との関連性を証明できない。先ほどサンドニの海岸で航空機のドアが見つかったという報道も、誤報であったことが証明された。
地元メディアの2日の報道によると、金属片はサンドニから東に約5キロ離れた、7月29日にMH370便の機体の残骸と見られるものが発見された浜辺から約25キロ離れた地点で発見された。
さきほどサンドニ付近の浜辺で、航空機のドアと思わしき物体が発見されたという報道があったが、その後ただのはしごであることが証明された。
レユニオン島の当局は、残骸の引き揚げに関する情報の発表を拒否しているが、引き揚げられた疑わしい物体は直ちに密閉保存し、パリの「特別調査チーム」の調査と分析に送ると表明した。
マレーシアから派遣された作業チーム(2人)が1日夜、レユニオン島に入った。作業チームは2日午後、航空機の残骸が発見された浜辺の調査を行い、2日夜に航空機に乗りパリに向かう。
マレーシア・クアラルンプールから中国・北京に向かったマレーシア航空のMH370便は、2014年3月8日に消息を絶った。機内には当時、239人が搭乗していた。マレーシアの民間航空局は今年1月29日、MH370便のすべての乗員が死亡したと推定した。オーストラリアとマレーシアの政府が契約した4隻の捜索船が、オーストラリアのパースから西の南インド洋の海域で捜索活動を展開している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月3日