台風18号「アータウ」の影響により、9月10日、栃木県と茨城県は過去最大の降水量を記録し、気象庁は「重大な危険が差し迫った異常事態」と判断し、両県に特別警報を発令した。また、福島県南西部、埼玉県東部、千葉県北部でも「特別警報に近い大雨」となり、気象庁は警戒を呼びかけた。
栃木県と地元の消防署の発表によると、同県鹿沼市で10日未明に土砂崩れが発生し、土砂が流れ込んだ1棟の住宅にいた2人のうち1人を救助したが重症で、もう1は行方不明となっている。
栃木県日光市は10日未明、1時間あたり62.0ミリの豪雨に見舞われた。周辺地域でも500ミリを超える50年に一度の豪雨となった。福島県の一部地域でも雨量が300ミリに達し、過去最大を記録した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月11日