2016年に開園を予定している上海ディズニーランド(1期)のシンボルである、高さ69メートルの「奇幻童話城堡(Enchanted Storybook Castle)」は世界のディズニーランドのうち最高の城であり、かつ初めてディズニー・アニメの歴史において誕生したすべてのお姫様を集めることになる。開園後、奇幻童話城堡はお姫様をテーマとした結婚式を開催できる。
10月11日に開かれた長江経済ベルト観光産業協力フォーラムにおいて、上海申迪(集団)有限公司の程放副総裁は、上海ディズニーランドの建設状況について、「来園者の95%は国内の観光客となり、本土の観光客向けのサービスを拡大していく」と説明した。
程氏は、「奇幻童話城堡は世界のディズニーランドのうち最大の城となる。高さは69メートル。上海ディズニーランドの心臓部に位置する、園内最高の建築物、世界最高の城だ」と話した。
眠れる森の美女の城や白雪姫の城といった単一的なテーマと異なり、奇幻童話城堡はディズニー・アニメで誕生したすべてのお姫様を集める。観光客は「迎賓閣」で、お姫様に会い記念撮影できる。すべてのお姫様を象徴するティアラも、城最大の金色の尖頂に設置される。城の最高峰では、上海ディズニーランド向けの独特な体験を楽しめる。
一部の国や地域のディズニーランドの城は観光としての機能しか持たないが、程氏によると奇幻童話城堡内にはレストラン、観光スポット、交流エリアが設置され、お姫様をテーマとした結婚式を開くこともできるという。
程氏によると、ディズニーランドと周辺エリアの開発は3期に分かれる。開園時の来園者数は延べ1000万人に達する見通し。95%が国内の観光客で、うち長江流域の観光客が7割以上を占めると見られる。このターゲットは、長江経済ベルトの発展目標と一致している。
2・3期には約3万1000平方キロメートルの過渡的な開発プロジェクトを建設し、豊富な体験によりピーク時の多くの来園者に対応する。サービス施設を増設し、革新的なメーカー(Maker)の内容を融合する。例えばメーカーのカーニバルを開催し、若者を集める。
2期では自然生態パークが建設される。ラベンダーやヒマワリなど彩り豊かな植物が植えられ、観光客は黄昏時の果てしなく広がる花の海を体験できる。
また5万平方メートル以上の上海ショッピング村を建設し、世界の200以上の一流ブランドを集める。年間来園者数は延べ600−700万人を見込んでいる。
他にも、ディズニーランド西門は横沔古鎮と隣接している。横沔古鎮は浦東地区の歴史・人文資源が豊富で、清朝末期・中華民国書記の江南地方の建築物の特徴、浦東地区現地の独特な民俗を留めている。横沔古鎮は開発保護の範囲内に収められている。国際的な観光スポットを建設すると同時に、現地の観光客の需要を満たす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月13日