モトローラが最近リリースした最新のDroid Turbo2に搭載されている、シャッタープルーフ(粉砕防止)ディスプレイは、たとえ落としたとしても、ディスプレイガラスにヒビが入ったり、割れたりすることはない。一度でもディスプレイをダメにしたことがあるユーザーには感動ものだ。日本のニュースサイト「iPhone Mania」が伝えた。
・東大が破壊不可能なガラスを開発
しかし、東京大学生産技術研究所の研究チームは、このDroid Turbo2に搭載されたディスプレイガラスよりもさらに頑丈で、「ほぼ破壊不可能なガラス」の開発に成功した。
この超硬ガラスを可能にしたのは、アルミニウム酸化物、通称アルミナと呼ばれる物質。従来はこのアルミナを大量に合成すると、すぐに結晶化してしまうという難点があったが、今回研究チームは結晶化しない合成法を編み出したようだ。
・5年以内に商業化
技術的な詳細は、Natureグループの学術雑誌である「Scientific Report」に掲載されている。研究チームはこの技術を5年以内に商業化しようと考えている。
実現すればiPhoneなどのスマートフォンはもちろん、窓ガラスをはじめ、あらゆるガラスが「割れない」時代がやってくることになる。
・iPhoneにも採用されるか
アップルは強固で傷がつきにくい、サファイアクリスタルをiPhoneのディスプレイに採用することを検討中とされているが、今回のガラスがiPhoneに採用されるとしたら、iPhone9の時代が到来する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月10日
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