韓国の週刊誌『教授新聞』が20日に発表した調査結果によると、「昏庸無道」が韓国の2015年の四字熟語に選ばれた。「昏庸無道」は社会と政治の闇、「天下無道」を意味する。聯合ニュースが12月20日に報じた。
「教授新聞」は12月8-14日に全国の教授886人を対象に、「今年の四字熟語」に関するアンケート調査を行った。うち524人(59.2%)の教授が、「昏庸無道」を選んだ。この四字熟語を推薦した高麗大学教授(哲学)の李承煥氏は、「政府は中東呼吸器症候群の蔓延を防ぐことができなかった。与党の院内代表に対する大統領府の辞退圧力で、三権分立と議会主義原則が大きく毀損された。歴史教科書国定化論議で国力の浪費がもたらされた」ことを理由とした。
2位は「似是而非」(14.6%)、3位は「竭沢而漁」、4位は「危如累卵」、5位は「刻舟求剣」。
『教授新聞』は1992年創刊で、2001年より「今年の四字熟語」アンケート調査を毎年実施している。昨年は「指鹿為馬」が選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月21日