カナダメディアは13日、『中国人のための漁:小さなロブスターがもたらす大きな影響』と題して次のような記事を掲載した。
上海の浦東エリアにある高級レストランを訪れると、どの店にもロブスター料理があることに気づく。中国の海鮮業界に詳しい人によると、中国人は5年やそのちょっと前までロブスターを大して好んでいなかった。しかしその後大きな変化が起き、今ではロブスター料理があるのは豪華料理を提供するレストランだけに限らないという。さらに今や消費者が直接通販でカナダからロブスターを取り寄せる時代になったというのである。カナダからの輸入量は2014年の100トンが、2015年には300トンを突破している。
「活きたロブスターを自宅に届けします」――中国で新鮮なロブスターを買うことは思った以上に簡単である。ネットで申し込めばその日に家まで届けてくれる。価格は1匹1キロ70ドル前後。
上海最大の海鮮市場(銅川路)では、ペダル式バイクやトラックが市場に入るたびに、海鮮物が入れられたボックスが次々と積み込まれていく。バイクは地元の消費者向け、トラックは中国の各地の大都市向けである。
海鮮産業が中国で急成長していることは大いに注目される。中身はピザなどではなく、飛び跳ねているロブスターなのだ。しかもわずか3、4年の期間における急成長である。
中国では今やどこに行っても、海鮮物は庶民の間で人気の的になっている。その品質に対する要求も高まる一方で、支払方式も日々改善されている。中国の中間層の数は現在3~4億人とみられ、さらに拡大を続けている。もしかしたらこれからの問題は、中国人の需要がどれだけ増えるかではなく、どれだけそれを供給できるか――ということかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月15日
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