王毅外交部長(外相)は8日、両会プレスセンターで行われた第12期全人代第4回会議の記者会見で「中国の外交政策と対外関係」について国内外の記者の質問に答えた。
中露関係について王部長は「中露関係は成熟し、安定している。われわれの包括的・戦略的協力パートナーシップは相互信頼、相互支持という強固な基礎の上に築かれており、協力の強化、互恵・ウィンウィンの大きなニーズもあり、国際情勢のいかなる変化による検証にも完全に耐えられるもので、一時、一事のために変わることはない。昨年、習近平国家主席はプーチン大統領と5回会談し、中露関係の発展の勢いを維持するうえで重要なリーダーシップを発揮した。両国間の大型協力事業は積極的に秩序良く進められており、天然ガスパイプラインの東ラインはすでに着工し、生産能力と設備・装備製造、農業、財政・金融分野の協力も加速している。中露の経済は補完性が高く、協力の需要が大きく、長期性と戦略性を備える。一時的な要因が包括的協力の深化という中露の大きな傾向に影響を与えることはないし、不可能だ」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月9日