現実版ノアの方舟、スヴァールバル世界種子貯蔵庫

現実版ノアの方舟、スヴァールバル世界種子貯蔵庫。 スヴァールバル諸島は、ノルウェーと北極の間に静かに浮かぶ。冬は雪に覆われ、時間も凍りついたかのように思われる…

タグ: 食料,未来,守る,種子,貯蔵庫

発信時間: 2016-04-08 13:48:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

スヴァールバル諸島は、ノルウェーと北極の間に静かに浮かぶ。冬は雪に覆われ、時間も凍りついたかのように思われる。荒野にそびえる山は壮大で、氷河が高原を走る。そこここには、ホッキョクグマに注意という看板が立てられている。ここには世界の食料の未来を守る、スヴァールバル世界種子貯蔵庫が置かれている。

種子貯蔵庫の入り口は、一年を通じ雪に覆われる山腹にある。その形はまるで巨大軍艦のマストのようで、鉄筋コンクリートと最新の技術により電源供給を保証している。山腹から125メートル奥まで掘られた倉庫内には、対爆ドアと密封された2部屋がある。これらの種子は核戦争や小惑星の地球衝突といった地球最後の日が来た場合に、人類文明の再建の基礎になる。世界の主要農作物がすべてなくなった場合、種子貯蔵庫は人類最後の希望になる。貯蔵庫はすべての農作物を留める。

入り口は標高130メートルの地点にある。極地の氷がすべて解けて海面が上昇した場合も、影響を受けることはない。また種子貯蔵庫は戦争からも遠く離れている。スヴァールバル諸島はすべての軍事衝突エリアから遠く離れており、北極が爆撃されたとしても理論上はいかなる脅威にもさらされない。

種子貯蔵庫は年に2−3回のみ開かれる。普段はほぼ無人化されており、内部のカメラとセンサーがノルウェー政府のネットワークとつながり、安全検査を受けている。またスヴァールバル諸島は大陸から遠く離れているため、誰かが種子を盗もうとしても、そうたやすく出入りすることはできない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月8日

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