豚肉価格が高騰、北京が備蓄冷凍豚肉を供給へ

豚肉価格が高騰、北京が備蓄冷凍豚肉を供給へ。

タグ: 豚肉価格,高騰,備蓄冷凍豚肉

発信時間: 2016-05-04 16:27:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年に入り豚肉価格が続騰し、消費者は高すぎて買えないと感じている。北京市政府の批准を経て、北京市商務委員会は昨日、担当する北京市豚肉市場調整・政府備蓄冷凍豚肉供給活動を、5月5日より正式に開始することを発表した。北京市が市場に政府備蓄冷凍豚肉を供給するのはこれが初めてだ。

政府備蓄の冷凍豚肉305万トンを初供給

今年の春節(旧正月)以来、豚肉供給の減少による影響を受け、北京市の豚肉価格が続騰し、前年同期比で高い伸び率を記録している。中国農業部の観測データによると、今年4月18−24日の1週間平均の豚肉価格は、前週比1.0%上昇の1キロ当たり26.24元に達し、6週連続の小幅上昇となった。北京新発地市場の統計データによると、白条猪(毛や内蔵を取った豚)の先週の平均卸売価格は500グラム当たり12.45元に達し、前年同期の8.38元から48.57%上昇した。豚肉価格の続騰により、一部の消費者は「高すぎて買えない」と不満を漏らしている。

供給を確保し価格を安定させるため、北京市は初めて市政府備蓄冷凍豚肉の値下げ販売に踏み切る。北京市商務委員会備蓄調整局の楊世巍局長によると、北京市は5月5日から7月4日にかけて、京客隆や超市発など8社のスーパーチェーンの121店舗もしくは大売り場に、毎日5万キロの政府備蓄冷凍豚肉を供給する。供給量は計305万キロに達する。

8社は、備蓄冷凍豚肉の粗利率が調整前の白条猪の粗利率を下回るよう小売価格を設定し、1キロ当たり9元の基準で2種類の備蓄冷凍豚肉を値下げ販売する。スーパーチェーンは自社の粗利率を引き下げることで、消費者に利益を還元することが可能。政府備蓄冷凍豚肉がその日に売り切れたとしても追加せず、翌日から供給を続ける。北京市商務委員会はスーパーチェーンに対して、備蓄冷凍豚肉の値下げ部分の補助金を支給する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月4日

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