家族と共に河北省承徳市豊寧県の草原を旅行した王さん(女性)は10日午前10時頃、乗馬中に落馬し下半身麻痺になった。重傷のため、負傷者の家族は一刻も早く北京に送ることを決定した。家族は交通渋滞を恐れ、北京華彬天星医療航空に連絡し、搬送を依頼した。救助連絡を受けると、医師を乗せたヘリが遵義孫河基地から離陸し、救助に駆けつけた。負傷者はその後、救急車のリレーにより、北京大学第三病院に送られた。負傷者は腰椎骨折しており、病状は安定している。
北京華彬天星医療航空の職員によると、同日昼ごろに120航空医療救助指揮センターから連絡があった。草原で女性が落馬し重傷を負ったため、ヘリで現場に駆けつけ緊急治療を施し、病院に搬送する必要があるとのことだった。
北京華彬天星医療航空が連絡を受けた後、医療スタッフを乗せたベル429航空医療救助ヘリが雨を冒し、孫河航空医療救助基地から離陸した。15時16分に草原に到着し、16時40分に負傷者を孫河120航空医療救助基地に搬送し、さらに救急車を使い北京大学第三病院に送った。
北京大学第三病院が昨日午後発表した情報によると、負傷者は17時30分頃に病院に搬送された。検査の結果、腰椎骨折が確認された。すでに初歩的な治療を施しており、病状も安定しており、命の危険はないという。
ヘリの救助は一般的に、3−4万元の費用を要する。負傷者の家族はヘリでの救助を必要とする場合、救急医が負傷者をヘリに載せられると確認した場合に、120番もしくは999番通報することができる。
ヘリによる救助は通常、1時間単位で料金を徴収する。今回の飛行にかかった費用は3万元以上で、負傷者の家族が支払った。一部の保険会社も航空救助保険などの商品を販売しており、加入者の航空医療救助費のほとんどを賄うことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月13日