中国第2陣の男性宇宙飛行士、洞窟内訓練を終え帰国

中国第2陣の男性宇宙飛行士、洞窟内訓練を終え帰国。

タグ: 第2陣 男性宇宙飛行士 洞窟内訓練

発信時間: 2016-07-21 14:14:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

欧州宇宙機関(ESA)の洞窟内訓練を順調に終えた中国の宇宙飛行士、葉光富氏が北京に帰国した。中国の宇宙飛行士が国際洞窟内訓練に参加し完了するのはこれが初で、中国第2陣となる男性宇宙飛行士の葉氏が公の場に姿を見せた。

今回の洞窟内訓練には6人の宇宙飛行士が参加した(2人が米国人で、ロシア人、中国人、スペイン人、日本人が各1人)。宇宙飛行士は15日の訓練期間中にチームを組み、伊サルデーニャ島の複雑な地下洞窟内で、探検・調査・測量などの活動を行った。

洞窟内の未知のエリアの探査や測量などを担当した葉氏は、「洞窟内は外界から隔絶されており、暗く、湿って、冷えている。隊員らは毎日、高負荷・高リスクの登攀・調査・測量などの任務を遂行しなければならない。これは非常に苦しく得難い訓練だ。各国の宇宙飛行士が緊密に協力し、最終的に任務を順調に完了し、高い訓練効果を得ることができた」と語った。

ESAは2011年から今回まで洞窟内訓練を5回実施。過酷な環境で勤務・生活することで、宇宙飛行士の行動力を磨き、評価することを目的とする。中国宇宙飛行士センターの黄偉芬副技師長は「複雑な洞窟内訓練により、宇宙の任務に似た環境に身を置くことができ、宇宙ステーションでの任務遂行能力を高めることが可能だ」と述べた。

黄氏は「中国人宇宙飛行士が初めて各国の宇宙飛行士と共同実施した今回の洞窟内訓練において、葉氏は活躍し高成績を収め、中国人宇宙飛行士の優れた精神と個人的な素養を十分に示した。異なる国の異なる文化背景を持つ宇宙飛行士との理解と信頼を深め、中国有人宇宙事業の国際協力のために新たに着実な一歩を踏み出した」と評価した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月21日

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