相模ダム建設、亡くなった中日などの労動者を追悼

相模ダム建設、亡くなった中日などの労動者を追悼。 神奈川県の相模湖交流センターで先月31日、第二次大戦中の相模ダム建設で亡くなった中国や日本などの労動者の追悼会が開かれた…

タグ: 相模ダム,建設,労動者,中国

発信時間: 2016-08-01 10:28:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

神奈川県の相模湖交流センターで先月31日、第二次大戦中の相模ダム建設で亡くなった中国や日本などの労動者の追悼会が開かれた。新華社東京が31日に伝えた。

当日の追悼会はしめやかに執り行われた。まず相模ダムの歴史を紹介する映画『湖底の記憶』が上映された。小学生3人が中日朝(韓)の3民族を示すろうそくに点灯した。列席者は犠牲者に黙祷を捧げ、恭しく献花した。

中国大使館の汪琬参事官は弔辞の中で「近代以降、日本軍国主義が発動した侵略戦争は、中国と多くのアジア人に大きな災いをもたらし、日本人も深く害を受けた。日本の中国侵略戦争期間中、4万人以上の中国人が労動者として日本に強制連行され、多くの労動者が死亡した。終戦から71年がたつが、この一幕を思い出すと未だに心が痛む」と述べた。

汪氏は「この追悼活動は、侵略の歴史を歪曲・美化しようとする日本国内の行為を力強くけん制する。過去を忘れず未来の戒めとする。歴史の直視は日本がアジア諸国と友好的に交流するための基礎だ。日本は再び歴史の過ちを犯すことを防ぐ必要がある」と話した。

追悼会において、ピアニストの岡元恵里子氏の伴奏により、歌手の雨宮知子氏が『五木の子守唄』『折り鶴』を歌い、犠牲者に追悼の意を表した。

追悼会終了後、一部の列席者は船でダムを一周し、ダムに花を投げ込むことで犠牲者を追悼した。

追悼会は「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」が主宰。相模湖の所在地である相模市の古賀浩史副市長、神奈川県議会の森正明議長、および在日中国人・朝鮮人・韓国人団体の代表者らが出席した。

相模ダムは日本初の多用途人工湖で、1940−47年に建設された。現在は神奈川県の住民に不可欠な飲用水ダム、発電所、観光地となっている。相模ダムを建設するため、日本は延べ360万人の労動者を徴用した。朝鮮、韓国、日本の労動者のほかに、中国を侵略した日本軍によって強制連行された300人弱の中国人が含まれる。過酷な労働条件、非人道的な差別による死者は、氏名が記録されているだけでも83人に達する。うち28人は中国人。

日本の識者と団体が犠牲者を追悼するため「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」を設立し、1979年より毎年7月末に追悼会を開いている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月1日

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