洪明貴さん(98)は老いてもなお元気さかんだ。紅軍の長征の当時「小さな看護師」だった彼は100歳に手が届く年になった。洪さんは上海で暮らす紅軍の最年長者の一人だ。
洪さんは南昌路の自宅で、当時の長征の経験、第25軍の戦闘について話し、依然として理路整然としていた。戦闘の大勝に話が及ぶと、洪さんは興奮し身振り手振りを交えた。尊敬する首長が戦闘で犠牲になった話になると、洪さんは現在も憤懣やるかたない様子になった。80年が過ぎても、あのこの上なく苦しい歩みは、まだ洪さんの心の中にあり、忘れられたことはない。洪さんは「長征の厳しい試練を経て、党に対する信念を強めた。信仰は苦しみの中で生まれた」と話した。
「私たちはかつて理想と信念により山々を越え、中国の革命の勝利を手にした。私たちは今日、中華民族の偉大なる復興を実現しなければならず、これには同じく確固たる理想と信念が必要だ。わが党の長征が終わったことはない。中華民族の偉大なる復興という歴史的使命は、まだ我々による奮闘を必要としている。党の信念を永遠に忘れてはならず、革命の理想を永遠に失ってはならない」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月5日