最高人民法院は8月16日、広西チワン族自治区防城港市中級人民法院が法に則り国際的な幼児誘拐事件の主犯・黄清恒被告に対し死刑を執行することを許可した。主犯の黄清恒被告は自称1982年2月2日生まれでベトナム・カマウ省に住み、一審で防城港市中級人民法院は無国籍者と判定した。
2010年、黄清恒被告と仲間は広東省掲陽市などの少数の家庭が幼児を引き取りたいと思っていることを知り、ベトナムから連れてきた幼児を広東省で売る、またはベトナム籍の妊婦に中国で出産させて売るなどの犯意が芽生えた。
2010年から11年までに、このグループは20人以上の幼児を誘拐。うち、公安機関は11人を保護した。黄清恒被告が誘拐した幼児は16~22人で、うち12人の行方がわかっておらず、重大な事件であり社会的危害が大きいため、法に則った処罰を受けるべきである。最高人民法院は、幼児を誘拐し売り飛ばした罪で黄清恒被告に死刑を言い渡し、個人の全財産を没収する判決を出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月17日
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