中国の魚介類消費量が激増、日本で魚不足に

中国の魚介類消費量が激増、日本で魚不足に。 日本は海産物の大国で、食卓には魚介類が欠かせず、ほぼ毎日食べる。そのため魚介類の価格は、国民生活に影響を及ぼす…

タグ: 日本,魚介類,価格,高騰,中国

発信時間: 2016-09-09 14:09:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は海産物の大国で、食卓には魚介類が欠かせず、ほぼ毎日食べる。そのため魚介類の価格は、国民生活に影響を及ぼす。ところが近年、一部の一般的な魚の価格が高騰し、品切れも生じている。日本メディアは、中国での海産物の消費激増による乱獲が主因であり、早急に対策を講じなければ日本の食卓に影響が及ぶと判断している。

日本のダイヤモンド・オンラインは7日、中国は世界一の漁業国であり、漁業生産量は世界の18%を占めていると報じた。水産庁が発表したデータによると、中国の水産ぶつ消費量は1995年の時点で世界の3割を占めていた。世界銀行の最新の調査によると、中国の海産物消費量は2015年に35%を占め、世界最大の消費国になっている。この割合は2030年に43%に達する見通しだ。

環球時報の記者は東日本大震災の1周年に際し、岩手県や北海道などを取材したことがある。現地の漁業当局者と漁師によると、以前は中国産の魚介類が日本に大量輸出されていたが、中国の消費力の向上により、日本産の大きななまこ、アワビ、伊勢海老などの高級品が中国に大量輸出されるようになったという。この話で、記者のそれまでの常識が覆された。

中国が世界最大の海産物消費大国になったことで、日本が不安になっている。日本では最近、魚介類の不足という問題が生じている。テレビ東京によると、今秋のサンマの価格は例年の約3倍で、しかも頻繁に品切れになっている。日本人が最も好むサバも近年、中国人の間で人気が高まっていることから、流通量が減少している。中国のサバを捕獲する漁船が、以前の約3倍になっているからだ。日本政府はすでに国際会議などの場を通じて、中国に漁獲量を適切に抑えるよう要請している。日本側は、中国の漁獲は小魚も逃さない、極めて原始的な方法を採用しているとした。食用基準に達しない魚介類を捕獲せず、日本側の方法を採用することで、海産物資源の安定成長を維持するよう要請した。中国政府も対策を講じており、漁船の漁獲規模の縮小を決定した。

テレビ東京によると、日本は漁獲量を制限する措置を講じたが、それでも海産物資源の不足が生じている。日本はフィンランドなどの方法を採用し、1隻毎の漁獲量を制限するべきだというのだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月9日

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