「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」がこのほど発表した「世界で最も就職に有利な大学ランキング」によると、全150大学のうち、英国の大学が11校、アメリカの大学が37校入った。1位となったのはカリフォルニア工科大学だった。
英国ではケンブリッジ大学、オックスフォード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン 、マンチェスター大学などが上位にランキング。ケンブリッジが英国トップで世界ランキング4位だった。
ランキング作成で最も重視されたのは学生の職業経歴。また求人サイドは学生の専門知識、2ヶ国語以上の外国語能力を重視している。外国語能力は仕事において重要な能力と見られているものの、英国の学生はこれをあまり重視せず、そうした傾向は短期間に変わりそうにない。英国はもっと外国語を学ばせるべきであろう。
求人サイドは有名大学の学生の仕事の能力を必ずしも認めていないものの、申請者数が多すぎ、競争力も高いため、こうしたランキングを採用の基準にしている。
今年は英国の欧州連合からの離脱や米大統領選でのトランプの勝利といった政治の変動があり、より多くの学生が安定志向が強めると見られている。
「世界で最も就職に有利な大学」ランキング
1位 カリフォルニア工科大学(米国)
2位 マサチューセッツ工科大学(米国)
3位 ハーバード大学(米国)
4位 ケンブリッジ大学(英国)
5位 スタンフォード大学(米国)
6位 エール大学(米国)
7位 オックスフォード大学(英国)
8位 ミュンヘン工科大学(独)
9位 プリンストン大学(米国)
10位 東京大学(日本)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月24日