世界最長の鉄道トンネル、本格的に運用開始

世界最長の鉄道トンネル、本格的に運用開始。

タグ: 鉄道トンネル,排気ガス,大気品質

発信時間: 2016-12-14 16:10:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現地時間11日午前8時17分、旅客列車が定時通りにスイス最南端のルガノでリニューアルされた駅に到着した。この列車は午前6時9分にスイス北部のチューリッヒを発車し、「ゴッタルドトンネル」開通後に初めて運用された列車になった。

スイス通信によると、同路線の本格的な運用開始により、スイス公共交通網の年間時刻表も同日、全国的に調整された。同トンネルの工期は17年で、投資総額は120億スイスフラン(約110億ユーロ)。全長は57.1キロで、日本の青函トンネルを抜き世界最長の鉄道トンネルになった。

初の列車に乗車したイタリア人の乗客は、テレビ局のインタビューに応じた際に「17分でアルプス山脈を通過できるとは、まさに奇跡だ」と称賛した。同トンネルは単線2本で、アルプス山脈の中心部の硬い岩を貫く。スイスは今回、先進技術を搭載したトンネル掘削機を使い、トンネル建築の歴史の新たなページをめくった。同トンネルはスイスの精密作業・建設技術の象徴的なプロジェクトとなった。

スイス連邦鉄道の責任者によると、本格的な運用開始後、同トンネルを通過する貨物列車は1日260本に、旅客列車は65本に達する。旅客列車のトンネル内での最高時速は250キロ。同トンネルの開通により貨物輸送時間が大幅に短縮され、鉄道沿線の輸送力を強化する。これは欧州の経済発展にとって重大な意義を持ち、欧州の輸送に革命をもたらす。欧州で毎年輸送される貨物はトラック100台分にのぼるが、将来的にこの鉄道によって輸送されることになる。

トンネルの本格的な運用開始後、チューリッヒからイタリア北部のミラノの列車移動時間が1時間短縮される。同トンネルは南欧・北欧間の移動時間を大幅に短縮するほか、欧州内陸部の経済のつながりを強める。

さらに鉄道輸送の効率向上により、道路上の大型トラックの数が減少する。排気ガスの排出が削減され、欧州の大気品質が改善される。スイス紙は、同トンネルを「より便利でエコロジーな欧州経済の大動脈」と表現した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月14日

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