春節が近づき、海外旅行が再び活況を呈している。新京報は昨日、オンライン旅行会社「携程集団」と「海外旅行ビッグデータ」を発表した。同社のオンラインサイトの予約情報によると、2017年の春節(旧正月)連休中、国内外の人気観光目的地に大きな変更はない。多くの中国人は「年越し海外旅行」で、依然として周辺諸国・地域に目を向けている。
日本・韓国・タイがリード、米国は急成長
国内旅行と異なり、海外旅行の人気は政策と密接に関連している。
今年12月より、海外旅行のビザ発給要件に関する朗報が伝わっている。タイは3ヶ月連続でビザ手数料を減免しており、アラブ首長国連邦はノービザ制度を実施。携程集団は、これらの政策により2017年の春節海外旅行市場が活況を呈し続け、海外旅行者数が延べ600万人以上にのぼると予想した。
観光客が殺到することで、海外のホテル予約件数が急増している。現在のデータによると、海外ホテル予約件数トップ10は、タイ、日本、韓国、米国、シンガポール、ベトナム、豪州、フランス、インドネシア、マレーシアの順となっている。そのうち多くが中国周辺に位置し、かつ定番の目的地となっている。
予約情報によると、2017年の春節連休中、3割以上の観光客がバンコク、チェンマイ、東京、ハワイ、ニャチャン、パリ、ソウル、シンガポールなどで5日ほど滞在する予定で、例年より2日長くなっている。また日本の長崎、沖縄、米国のマイアミ、シアトル、韓国の江原道など少数派の目的地のホテル予約件数が、前年比で急増している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月20日