旧暦の新年に豪州を訪れる中国人客の消費額は、その他の外国人客の2倍以上になる見通しだ。豪オーストラリアン紙(電子版)が23日に伝えた。
中国国内で積極的に展開中の汚職撲滅キャンペーンは、人々が富をひけらかすことに反感を持つことを意味する。専門家はこれを、今年の高級品の消費が減少した原因の一つとしている。
しかしシドニーの小売業者は、中国人客が景気回復を促すことに期待している(特に洗顔クリームや枕などの生活必需品でトランクを一杯にしようとしている中国人客)。
豪証券会社の中国事業担当者は「中国の消費者信頼感指数は依然として高位で推移しているが、彼らの注目は国内で購入できない商品、もしくは国内だと高すぎる商品に移っている」と指摘した。
生活必需品を購入したがる人が増えている。同氏は「現在、粉ミルク、サプリメント、枕、掛け布団の人気が高い」と話す。
「消費者は依然として高級品を購入しているが、高品質の日用品を持ち帰ることのほうに興味を持っている」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月25日