中国郵政が発表したデータによると、アマゾン、eBay、アリババが世界越境ECの消費額に占める比率が3分の2に達した。越境EC利用者が最も頻繁に利用するショップのうち、中国が26%を占め1位になった。
中国郵政は26市場(北米、アジア太平洋、欧州を含む)の2万4000人の消費者にアンケートを配布した。データによると、中国の消費者は他国よりもネット通販の利用に積極的で、毎週1回以上利用するが36%に達した。越境ECの消費を支えるのは、一定額の購入による送料無料と無料返品サービスだ。統計データによると、中国人消費者による無料返品サービスの利用が最も多く、78%に達した。
越境EC利用者が最も頻繁に利用するショップのうち、中国が26%を占め1位になった。2位以下は米国(16%)、ドイツ(15%)、英国(15%)。アジア太平洋とカナダでは、越境EC利用者の主な購入先は米国と中国で、欧州は中国。ルクセンブルク、ベルギー、オーストリア、スイスでは、共通言語を使う隣国からの購入が多い。
越境EC利用者が最も注目する商品のジャンルは、衣料品、電子製品、書籍・音楽・メディア、サプリ・化粧品。消費者は越境ECで主に、軽くて割安な商品を購入している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月4日