中国の永住権取得者が急増、ハードルは依然高し

中国の永住権取得者が急増、ハードルは依然高し。

タグ: 永住権取得者,労働力不足

発信時間: 2017-02-27 16:24:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

元NBAプレイヤーのステフォン・マーブリー(40)は、中国バスケットボール協会で2度目のプロ生活を開始した。マーブリーは北京で、外国の有名人として生活したいと話す。「ここは実家から遠く離れた家で、気に入っている」マーブリーは最近ツイッターで、中国で火鍋を食べる動画を投稿した。米NYタイムズ紙が伝えた。

マーブリーは昨年、中国で永住権を獲得した外国人1576人の1人だ。中国政府系メディアによると、いわゆる「グリーンカード」の審査・許可・管理は2004年に始まっており、昨年の取得者数は前年比163%増となった。

しかし約60万人の外国人が暮らす人口13億人の国にとって、この取得者数は少なすぎる。米国の人口は約3億2400万人だが、政府のデータによると、米国では2015年にグリーンカードが100万枚以上発給された。

中国でも外国人の国籍変更手続きがある。中国生まれの有名な科学者2人が、米国籍を捨て中国人になった。1人は1957年にノーベル物理学賞を受賞した楊振寧氏で、もう1人は2000年にチューリング賞を受賞した姚期智氏だ。彼らは清華大学教授、中国科学院院士だ。

人口学者は、中国は最終的に低技術労働者の人材不足に直面すると予想している。自由な移民政策は、長期的かつ安定的な中国経済の実現を促す。しかし香港中文大学の鄒密密准教授(法律学)は「多くの農民工(農村部からの出稼ぎ労働者)が全国各地で職を求めていることから、政府はまだ外国人向けの客員労働者計画を検討していない」と指摘した。

鄒氏は「中国は出生率や定年の引き上げ、もしくは投資自動化により労働力不足という問題を解消できる。このような投資はすでに始まっており、中国企業は低技能生産をアジア各国に外注している。しかし家事などは外注できない」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月27日

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