飼育員の足にしがみつく可愛いパンダ、その訳は?

飼育員の足にしがみつく可愛いパンダ、その訳は?。 最近ネットで、パンダの「奇一」が作業中の飼育員の足にしがみつく姿が人気になっている。しかしパンダの飼育をめぐっては、まだ人に知られていない多くのことがある…

タグ: パンダ,飼育員

発信時間: 2017-03-03 16:47:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

最近ネットで、パンダの「奇一」が作業中の飼育員の足にしがみつく姿が人気になっている。しかしパンダの飼育をめぐっては、まだ人に知られていない多くのことがある。 

39歳の段東琼さんは大学卒業後、成都のパンダ繁殖研究基地に就職。すでに18年を経過した。現在、メンバー5人の産室・飼育員チームのチーム長を担当している。主な業務はメスのパンダの妊娠・出産と子パンダの飼育である。 

昨年生まれた14匹のパンダの赤ちゃんはすくすくと成長し、その愛嬌にあふれた動きはとても人に喜ばれている。外部の人には多くのパンダはほとんど見分けがつかないが、段さんや他のメンバーにはその違いが一目ではっきりわかるという。 

段さんは「仕事はとても面白いです。パンダを見ていると毎日とても愉しい気分になります。責任は重いですが、まるで自分の子どものような気がします」と話す。 

パンダの繁殖技術が進んだ結果、双子のパンダの成育にも成功するなど、生まれた赤ちゃんはすべて順調に育っている。母親のパンダのミルクが少ないときは、飼育員が粉ミルクをその調合に十分気をつけて飲ませている。特に1歳以下のパンダには注意を要するという。 

「最初は飼育員がパンダを抱えて飲ませてあげる必要があったが、今では自分で哺乳瓶をうれしそうに持って飲んでいる」と段さん。その様子を見守る飼育員の姿はまさに本当の母親のようである。 

子どものパンダが一番好きなのが運動場での“お遊び”である。そのパンダのお遊びに付き合ってあげることも飼育員の仕事のひとつである。またパンダの体を強くするために、好物のリンゴやバナナを竹ざおにつけて、いろんな場所に行かせている。行動半径を広げることで、体とともに神経を太くすることにもプラスだという。 

しぐさが可愛いパンダだが付き合うのはそれほどやさしくない。「若い飼育員は手にはパンダからもらった傷という“記念”がいっぱいついている」と段さん。パンダの遊びの仕方は、噛んだり、つめを立てたりするもので、多くの飼育員は大なり小なり、そうした記念をいただいているという。 

一人前のパンダの飼育員として認められるには、食事の世話や遊びの相手になるだけでなく、運動場や飼育舎の清掃も当然こなさなければならない。「掃除は日課」と段さん。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月3日

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