2000万人規模の人道危機、国連が資金提供を呼びかけ

2000万人規模の人道危機、国連が資金提供を呼びかけ。

タグ: 人道危機,資金提供,飢餓

発信時間: 2017-03-13 16:54:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際連合人道問題調整事務所のスティーブン・オブライアン事務次長は10日、世界は第二次大戦後最も深刻な人道主義的危機を迎えていると警鐘を鳴らした。イエメン、南スーダン、ソマリア、ナイジェリアの4カ国で、2000万人が飢餓と飢饉に苦しんでいるというのだ。

オブライアン氏は「年初より、当方は国連創設(1945年)以来最大の、人道主義的危機を迎えている」と話した。この4カ国のうち最も深刻な状況に陥っているのは、イエメンだ。続く戦乱と衝突により、同国の人口の3分の2以上(1880万人)が、人道支援を必要としている。うち700万人以上が、飢餓と飢饉に直面している。「この数値は今年1月より300万人増加した」

また南スーダンでは現在、750万人が人道支援を必要としている。100万人の子供が、急性栄養不良に苦しんでいる。ソマリアでは人口の半数(620万人)が、人道支援を必要としている。ナイジェリア北東部では、飢饉に苦しむ成人が歩く力を失っており、一部の団地内では児童が餓死している。

オブライアン氏は国際社会に対して、これらの国に直ちに資金を提供するよう呼びかけた。「正確に言えば、我々は7月までに44億ドルが必要だ。国際社会の協力がなければ、各国の人々は餓死するだろう」

国連の定義によると、飢饉とは20%以上の世帯が極度の食糧不足に直面し、 5歳未満児の30%以上が急性栄養不良に苦しみ、毎日1万人中2人が亡くなる状況を指す。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月13日

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