中国の越境電子商取引サイト「網易考拉海購」(Kaola.com)はフランクフルトで10日、向こう3年で欧州から30億ユーロ(約31億7700万元)の優良商品を調達すると発表した。
「網易考拉海購」の張蕾最高経営責任者(CEO)は新華社のインタビューで、「中国の越境電子商取引サイトは海外ブランドからますます人気を得ている。最初の韓国、オーストラリアから現在は日本や欧州に広がり、多くの海外企業が越境電子商取引サイトを通して中国の経済発展と消費アップに便乗したいと考えている」と話した。
中国は向こう5年で8億ドルの商品を輸入する見通し。張蕾氏は、スピーディで柔軟かつ効果的な国際貿易の新しい形として、越境電子商取引は中国と世界に相互利益の機会を与えるとみている。
「一部の欧州の商品は科学技術、ブランド、デザイン、耐用性の高さで中国の消費者に人気があり、中でもベビー・マタニティ用品やインテリアなどは人気がある」と張蕾氏。
ドイツ・ヘッセン州経済・エネルギー・交通・地域開発省の中国事務担当者のノルベルト・ノイセル氏は、「貿易自由化、世界の貿易秩序の維持はドイツと中国の共通認識であり、中国の越境電子商取引サイトはドイツやその他の欧州諸国の貿易に多くのチャンスをもたらすだろう」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月13日