博物君さんは普段、ミニブログでユーザーの質問に答えている
「ネットの人気者」よりも、「科学普及従事者」という身分のほうがいいと張さんは言う。「博物君」に対するネットユーザーの印象は「何でも知っている人」、「疑問があれば博物君に聞け」だ。張さんによると、これは彼自身が持つ長年の流儀なのだという。実際、多くの微博アカウントを持つ人々は、最初の頃は積極的にコメントへの返答をする。しかし時間が経つにしたがい、仕事量が増えたからとか情熱が失せたからという理由で、徐々に返答が簡単になっていく。あるときは返答しなくなる。
しかし張さんは続けた。彼はできるだけ詳細に関連知識を伝えた。時にはわかりやすい言葉で専門科学知識を伝え、またユーモアのある表現でネットユーザーの疑問に答えた。こうして「博物君」は興味深い微博アカウントになっていった。そして誰もが、これらの知識を得ると共に、友達にシェアするようになった。現在、このようなやり方で科学普及知識を伝える微博アカウントは少ない。「博物君」が孤軍奮闘する中、その名声は徐々に高まっていった。