『中国キーワード:“一帯一路”篇』多言語図書発表会・「“一帯一路”提唱と発言体系イノベーション」シンポジウムが5月5日、北京市で開かれる。同書籍は国際表現を通して権威的かつ正確に中国の思想、理念、プランを伝えることを目的としており、「中国の夢」「改革の全面深化」「生態環境」「国際情勢と外交」など20以上の特別テーマを設置。この『中国キーワード:“一帯一路”篇』は「一帯一路」提唱の基本概念、建設目標、協力メカニズム、協力のケースなど59項目について中国語と外国語を照らし合わせて記述し、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語、日本語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語、トルコ語、カザフスタン語の14カ国語で発表される。
中国外文局副局長・中国翻訳研究院執行院長・中国翻訳協会常務副会長兼秘書長の王剛毅氏はメディアのインタビューに対し、「中国キーワード」プロジェクトは中国の物語を伝え、中国の国際社会における発言権を高める有益な試みだと話した。
王剛毅氏によると、プロジェクトのすべてのキーワードには深い意味があり、中国の政治、社会、経済の理念、思想、実践を濃縮している。これらを全面的かつわかりやすく伝えることで、外国の一般人、ビジネスマン、観光客などの多くの人が中国に興味を持ち、中国を理解しやすくなる。
中国を伝える中で、「中国キーワード」は全メディア発表という策略と手段を用い、中国網の特集を主なプラットフォームとするだけでなく、携帯電話アプリやSNSなども使って情報を細く分ける、アニメにするなどし、外国、特に青年の興味を引きつける努力をした。
周知の通り、中国にしかない名詞は報道において様々な訳し方がされ、翻訳の差により誤解を招くことも少なくない。王剛毅氏は、「各機関がそれぞれ翻訳するより、力を集めて権威ある正確な翻訳を提示し、参考にできる基準とする方が良い。これらの翻訳は絶対的な基準になるとは限らないが、重要な参考になる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月5日