ブラジルのリオ五輪が閉幕してから9カ月が過ぎるが、厄介事が生じた。100個以上のメダルが錆びついたというのだ。
20日付英デイリー・メールによると、リオ五輪組織委員会のマリオ・アンドラーダ報道官は、130個以上のメダルが錆や黒ずみにより返却されたと述べた。
アンドラーダ報道官はロイター通信に対して「問題となったメダルのほとんどが銅メダルで、パラリンピックのメダルも含まれる。最も多い問題は、メダルが落ちたか手荒く扱われたことによりニスが剥げ、その部分に錆や黒ずみが生じたことだ」「次に、極度の低温により損傷が生じたメダルが10枚ほどある」と話した。
製造元のブラジル造幣局は、問題の生じたメダルの修理を行っている。アンドラーダ報道官によると、メダルの問題は昨年10月より生じ始めた。しかし同報道官はこれらの問題について「完全に正常」という認識を示し、またブラジル造幣局はいかなる瑕疵もない状態に修理し、獲得者に返却できると述べた。
デイリー・メールによると、ブラジルはリオ五輪に向け2488個のメダルを作った。パラリンピックは数百枚。金メダルの金の含有量は6グラム未満で、成分に少なくとも92.5%の銀が含まれる。銀メダルと銅メダルは、30%がリサイクル素材で作られた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月22日