李隼コーチが卓球女子の監督代理に 「選手への影響なし」
李隼コーチが卓球女子の監督代理に 「選手への影響なし」。
タグ： 孔令輝 監督 世界卓球選手権
香港紙『文匯報』の5月29日の報道によると、オリンピックと世界卓球選手権で何度も優勝経験がある中国女子代表の孔令輝監督が、シンガポールのカジノから250万香港ドルが未返済だとして香港の裁判所で訴訟を起こされた。30日、体育総局、中国卓球協会、孔令輝監督がコメントを発表した。
孔令輝監督はミニブログでコメントを発表。それによると、孔令輝監督は組織部門の同意を得て2015年2月に春節休み4日間を利用して両親と友人を連れてシンガポールを旅行した。報道内容について、孔令輝監督は、宿泊していたホテルにあったカジノで友人が遊び、自分は隣りで見ており、その間、友人のためにチップを取りに行き個人情報を残したと説明。「報道を知り、居合わせた友人にすぐに電話で確認したところ、誰かがカジノ側と返済で揉めており、自分が巻き込まれたことがわかった。すぐに未返済者に事実説明を行うよう求めた。法的手段を用いて自分の権利を守る」と記した。
中国卓球協会は女子代表の孔令輝監督の停職処分を決定。その後、今回の世界選手権で誰が女子代表を引っ張るかに注目が集まった。30日、中国代表の劉国梁監督は、王楠、張怡寧、李暁霞の3人のグランドスラム達成者を育成した李隼コーチが孔令輝監督の代わりに女子代表の全責任を担い、彼自身も女子代表に力を入れると明かした。
孔令輝監督が代表を離れたら、女子代表のコーチは李隼氏と肖戦氏の2人だけになる。李隼コーチを選んだ理由について、劉国梁監督は「李隼コーチはベテランのコーチで、多くのオロンピック金メダリスト、グランドスラム達成者を育成し、現役選手と主なライバルを熟知している。そのため、李隼コーチにしばらく任せることにした。一方、肖戦コーチは男子から女子に移ったばかりで、チームと選手の状況がまだそれほどわからない」と話した。
孔令輝監督が代表を離れたことによる影響について、劉国梁監督は「今回の事件は選手に何も影響しないため、通常通り練習を行っている。最初は突然のことで、選手も状況を知り、話をした。大会はもう始まっているため、選手は試合に全力投球し、集中しなければいけない。選手とチームは影響を受けることなく、さらに気を引き締め、戦闘力を高め、全力で大会をやり遂げるだろう」と語った。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年5月31日
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