自転車シェアリング、カーシェアリングに続き、住宅シェアリングという短期賃貸業務が広州市、北京市、深セン市などの一線都市で流行しつつある。「羊城晩報」によると、広州市のある市民は自分が保有する空き家をインターネットで公開して短期で貸し出し、ある程度の利益を得ている。
業界関係者は、広州市の短期賃貸市場の潜在力は巨大で、2017年の伸び率は300%に達すると分析する。
短期賃貸の収益は長期賃貸の倍
広州市新港西路の某住宅地に住む田さんは「羊城晩報」の記者に対し、「自分が保有する60平米2LDKのマンションの家賃は1カ月前は3800元だったが、現在は1カ月で約7300元の収入がある」と話した。調査で、一部の市民は短期賃貸市場に目をつけ、高い利益を得ていることがわかった。
田さんによると、2015年初め、彼女は月3800元で2LDKを貸し出した。今年3月の契約満了後に友人を介して住宅シェアリングのサイトに登録したところ、思いがけないことに1日あたりの収入は366元に達し、入居者がいない時期を除いても月収は7300元になった。「いい時は毎日借り主がおり、月の平均入居率は70%前後。広州交易会や展示会の期間中は入居者が最も多い」と田さんは話す。
彼女と同様、呉さんも2軒の1LDKマンションを住宅シェアリングのサイトに登録した。呉さんは、「以前は2戸の家賃を合わせても6000元にならなかったが、現在は1万3000元ほどの家賃収入がある」と話した。
呉さんは、短期賃貸ではサービスが非常に重要だと話す。新しい入居者が来ると、彼女は洗顔料、日傘、充電パック、本などを用意するという。